ジョブ型雇用を見据えた人材育成が急務なワケ

私は年間260本の研修を実施しているが、メインテーマは「主体性」であることが大半です。
それは企業の規模に限らず、中小企業から大企業まで同じ研修や内容を実施している。
なぜ、今ここまで主体性というものが求められているのか。
10年ほど前までは、主体性研修というと、若手が受ける研修だよねとのイメージがあったが、今やそうではない(と私は思っている)
私なりの考察を以下に書いてみる。
◆なぜ今「主体性」が必要とされるのか?
① 終身雇用・年功序列の崩壊
- 昭和型の「会社にいれば守ってくれる」時代はもう崩れました。
- 終身雇用の象徴だったトヨタや日立すらも、「自律型人材」を求める時代に。
- 「言われたことを忠実にこなす人」よりも、「自分で考え、価値を出せる人」が選ばれる。
→ “与えられる人材”から、“創り出す人材”への転換が求められている。
② 「ジョブ型雇用」の波が日本にも本格到来
- 海外(特に欧米)は成果で評価される「ジョブ型雇用」が主流。
- 日本でも大企業が次々とジョブ型に移行中(例:資生堂、日立、富士通など)。
- ジョブ型では「ポストに必要な能力があるか?」が問われ、指示待ち人間は評価されない。
→ “職務に対しての責任を持てる人”=“自律的に動ける人”が生き残る。
③ AI・自動化の進化により「考えない仕事」は消える
- ルーチン作業、単純作業はどんどんAIに奪われる。
- 「指示通りにやる」しかできない人材は、真っ先にリストラ候補。
- 残るのは、「発想」「共感」「判断」「創造」のできる人。
→ 人間にしかできない“考える力・動く力”が武器になる。
④ 人手不足 × 高齢化で“若手の力”が必要不可欠に
- 少子高齢化で、企業は若手の即戦力化を急務としている。
- 「3年は育てる時代」から「3か月で動け」に変化。
- 上司も手取り足取り教えられない。自分で育つ人材=主体的な人が重宝される。
⑤ 働き方の自由化・副業解禁の影響
- 多様な働き方が広がる中で、「言われたことだけやる人」は埋もれる。
- フリーランス、副業人材が「自分の意思」で動くからこそ活躍している。
→ 会社に依存せず、自分の判断軸で動ける力=主体性が武器になる。
◆要するに…
主体性が求められるのは、
もはや「そういう時代だから」ではなく、
**“そうじゃないと、生き残れない時代”**だから。
時代の変化に対応できる人材作りを本気でさせていただだきます。
ぜひ、御社の未来を私たちと一緒に作ってみませんか。
CONTACT お問い合わせ
ご相談・ご依頼・お仕事のご相談など、
お気軽にご連絡ください。